2017年4月19日水曜日

ほぼ日@グルーヴノーツ

ぼくたちは、糸井重里さんたちと協力関係にある。協力関係と言っても、なにかガチガチな契約があるのではなく、心に刻んだ印みたいなものを共有しているのだ。

ゼルダの伝説のリンクと、なぜかリンクに協力をしている周りの人々みたいな。この場合、リンクが糸井さんで、ぼくはゴロンだったりするんだけどな。(あ。ちがうかな。旅をしているのがぼくらで、糸井さんはゼルダ姫なのかもしれない。)

で、ぼくたちが得意なのはIT。しかも、断然トンガッたITなので、「秘伝の技を教えますよ。」とエンジニアチームに言ったんだけど、「それは、ぼくも知っておかなくてはいけない」と糸井さん。

そんなわけで、今日から主要メンバーが集まり、フォースを正しく使う方法を伝授し、糸井さんにはGoogleも全面協力で、ぼくたちのBLOCKSを取り巻くさまざまなこと。機械学習とか、Googleが取り組んでいる超絶人類を超えたテクノロジーとか。そして、それを生み出しているカルチャーについてとか。色々とお伝えする。

ぼくにとっては、こうしたことを糸井さんがどう思い、どう咀嚼するのか。それを聞きたくてやるんだけどね。

そして、ほぼ日という会社が、こういうチカラを身につけた後、なにがおきるのかも楽しみなのだ。

出会いを作ってくれた、松田さん、APU今村さんに感謝です。
そして、Googleのみなさん、ありがとう。

2017年4月18日火曜日

よるまたぎ往復便

福岡から最終便で東京へ。
宿は、早朝のミーティング場所からすぐそば。

雨も風も強く、ホテルの入口には、なぜかインド人がたむろしてた。

部屋にたどりついたのは23時ころ。
へとへとなのに、なぜか頭が冴えていて。だからと読み始めた文庫本も読み切って。

雨が窓に打ち付けて、寝たかと思うと起こされて。

目覚めて今日は、朝から打合せ。そしてまた、飛行機で福岡に帰ってきた。
色々刺激が多すぎて、疲れているのに冴えている。

2017年3月12日日曜日

アメリカとぼくらの挑戦と ~ Google NEXT 2017

国内を何度も何度も往復していると、日本が東京を中心に回っているというのは幻想だとわかってくる。

都市というのは、もっとフラットな存在なんだ。
だからこそ、フラットな都市の地平には、海外のさまざまな都市が連なっている。

そして、この連なりを、ぼくたちなりにつなげることができれば、それがぼくらの海外ビジネスなんじゃないか。そんな想いが、あふれるように強くなってきた。

キッカケは、Googleからのメール。過去最大のイベントとなる、アメリカはサンフランシスコで開催されるGoogle NEXT 2017への出展依頼メール。世界中のGoogle社員。世界中のGoogleパートナー。世界中のユーザーが集まるイベント。もちろん即決だった。

当たり前と言ってはダメなんだろうけど、アメリカにはどんな企業が機械学習ビジネスをやっているのか。どんな企業が注目を浴びているのか。大手の動き以外は何も知らない。

でも、そんなことはどうでもいい。あきらめたらそこが限界だ。あきらめなければ限界なんてない。


始まってみると、サブ会場を含めて、参加者1万人を超えると発表されていた会場は、英語もフランス語もスペイン語も。もちろんどこの言葉だかわからない言葉も。アメリカらしいというか、カルフォルニアらしい多様さにあふれた、まさしく世界がそこにはあった。

そして、ぼくの誇りでもあり、大好きな社員が、全力で作りあげたMAGELLAN BLOCKS

ブースのデザインも、brochureも、giveawayも。そんな社員が自発的にドンドン準備してくれた。だからこそ、高ぶりもなく。普通に日本の展示会に出るのと同じような感覚で、イベントは始まった。


オープニングの初日。展示会場で準備をして、訪れる人達に対応していたら、いつもぼくたちのことをサポートしてくれているGoogle Japanの人たちや、日本でGoogleのパートナーをやっている仲間というか戦友のような人たちから、「エリック・シュミットが、Googleには素晴らしいパートナーがいるという下りで、グルーヴノーツを紹介したんだよ。」と、ちょっと興奮気味に、教えてもらった。



驚いたというか、ありがたいとうか。やっぱり来てよかった。

そう、ほんとうに来てよかった。

どんなに良いサービスを作っても、姿を見せ、直接会って話すことは重要だ。

ハイデッガーじゃないけど、存在とは認識することなんだ。

そして、世界中のGoogler、パートナー、ユーザー。あらゆる人から、使いたい、試してみたい、resellerになりたい。たくさんのポジティブな意見をいただいた。

同時に、アメリカや、ヨーロッパや、南米や。あらゆる人達との接点ができた。

彼ら。日本人からしたらずっとプラグマティストな彼らは、ぼくらが日本の会社だとか、まだまだ小さな会社だからということではなく、やっていること、できあがっているサービスが評価できるのか。そこを見てくれた。

まだまだやることはたくさんある。
ぼくたちは、最初の一歩を踏み出しただけだ。

次の一歩も、その先の一歩も。そのひとつひとつが、ぼくららしく、グルーヴノーツらしく。そして、誇りを持って福岡の企業らしく。そんな一歩でありたい。

ますます、そう思えた。

2017年3月4日土曜日

BLOCKS機械学習サービスβリリース

これまで希望者だけにリリースしていたBLOCKSの機械学習サービス「MLボード」が、だれでも利用できるようになりました。

ぼくたちがBLOCKSを通じて伝えたいことは、機械学習は機械学習の専門家のものではないということ。

コンピュータの仕組みというのは、プログラムで動いている。やりたいことを紐解いて、プログラムに解決方法を組み込む。それがこれまでのやり方だ。

でもぼくたちが取り組んでいる機械学習は、解決方法を人間が指示するものではない。データと結果だけを見せると、コンピュータが自力で特徴を掴み、予測をしてくれるものだ。


例えば、気温や天気、曜日などと同時に来場者数を見せると、コンピュータがどのような時に来場者数が変わるのかという特徴を見つけ出し、精度の高い予測をしてくれる。

気温や天気という情報は、1ヶ月先くらいまでなら正確な情報が手に入るので、数週間先の予測に充分使えたりする。

ポイントなのは、ここなんだ。つまり、データを見せることで予測ができるようになるということ。プログラムではなく、データ。

予測するものはまちまちかもしれないけど、それぞれ原因となる何かがあるはずだ。それは価格かもしれないし、天候なのかもしれない。経験豊富な社員は、空気の湿り具合で機械の調整をしているかもしれない。

正確な因果関係はわからなくてもいい。理由は不明でも、何かが変わると結果に影響があるもの。しかも、強い相関がなくてもいい。少しだけ、なんか影響があると思われるもの。

そういうデータをコンピュータに見せていくと、精度はグングンあがる。


だからこそ、機械学習を使って精度をあげられるのは、機械学習の専門家ではなく、ビジネスの専門家、現場で頑張っている人、ウンチクありすぎて話すと止まらない愛すべき先輩たちなんだ。

一度精度の高い予測ができるようになると、時々予測が想像以上に外れることがある。そういう時が一番おもしろい。なぜ外れたのか。それは、見過ごしていた因子があるということ。だから、その日に起きたことを調べ、現場を見て考える。

そうやって見過ごしていた因子が見つかると、今度はそれもコンピュータに見せ、現場の改善も行う。

見過ごしていたということは、わかってなかったということだからね。

こういう活動は、自分たちの製品やサービスが、なぜ顧客から選ばれるのか、なぜ顧客は行動を起こしてくれたのかを真剣に考える活動でもある。

そうした意義のある活動を。そして効果の高い機械学習を。ぜひBLOCKSで体感してください。

ひとの“考える”を、もっと自由に。
だれもがつかえる機械学習。

それが、ぼくたちのBLOCKSです。

2017年2月8日水曜日

Google Next '17@San Franciscoに出展します

ぼくは、一年の半分近くを出張で過ごしている。毎年、100回は飛行機に乗って。

そうやって、いくつもの都市を行き来していると、都市ってなんだろうと思う。どんな都市にも、それぞれ個性があって。どちらかが中心とか周辺とか、そういうものではなく、ただ個性の違いがあるだけで。そしてそういう個性が集まって社会ができていて。その社会に何らかの境界線を引くと、それを国家と呼ぶ。そういう風に思うようになってきた。

国家の個性は、都市の個性の集合体なのだとしたら、ビジネスの個性も、やっぱり関わっている都市の影響を受けていくんだろうと思える。

だとするなら、ぼくたちは、もっと出会うべき都市と出会い、グルーヴノーツという会社も、BLOCKSというサービスも、その出会いによって成長していくべきなんじゃないか。

そんなことをずっと考えてきた。

あと一ヶ月後に迫った今年3月。Googleとしては、おそらく世界最大のイベントになると思われる「Google Next '17」が、サンフランシスコで開催される。


世界に出るとか、出ないとかではなく。
ぼくらが出会うべき都市とはどこなのか。出会うべき人とは誰なのか。

そういうことを感じ、理解し、行動するために、出展することにしました。

まだまだ経験が足りなすぎて、わからないことがいっぱいある。
でも、一歩踏み出したら、踏み出しただけ見えてくるはずだ。

2017年2月6日月曜日

増資に関わる ぼくたちの覚悟

世の中は、時々おどろくほど大きな転換点が訪れる。過去と無関係な未来なんてないはずだけど、これまでの様々なこととは不連続に思える未来だ。


さきほど日本経済新聞のサイトでニュースが流れたので、お知らせします。
ぼくたちグルーヴノーツは、少し大きめの資金調達に踏み切りました。

グルーヴノーツと名乗り始めてから一貫して取り組んできたのは、最先端のIT技術を、専門知識がない人でも取り組めること。

そしてぼくらの「MAGELLAN BLOCKS

めざしているのは「機械学習の民主化」だ。

そのために、たくさん議論をし、機能を磨き、たくさんのプロジェクトで実践してきた。そして、さまざまな成果から、過去とは不連続だけど、とてつもなく大きな可能性を秘めた未来が見えてきた。同時に、ぼくらがやらなければならないことがハッキリしてきた。

だからこそ、ここはしっかりと前に進み、大きく前進していこう。
曖昧な一歩ではなく、ぼくらがやらなければならないことを、確実に、ためらわずに実行する。

今回の増資は、そういうこと。そして、増資を外部に公表するのは、そうしたぼくたちの覚悟を世間に公開する。そういう意思表示。

日経の記事には次のように紹介されている。

同社の「マゼランブロックス」は米グーグルの機械学習サービスを使い、数値や文字、画像データを入力するだけで、AIが規則性などを発見して将来を予測できる。プログラミングなど専門知識を不要にした。」

でも、正確に言うなら、

同社の「マゼランブロックス」はGoogleの機械学習インフラを活用し、グルーヴノーツが独自開発した機械学習サービスを使い、数値や文字、画像データを入力するだけで、AIが規則性などを発見して将来を予測できる。プログラミングなど専門知識を不要にした。

Googleの圧倒的なパワーを借りながら、ぼくら自身が作り上げた機械学習モデルを使い、ぼくら自身が考え、作り上げたサービス。だから、これまでのやり方では解決できないことがあったら、ぜひ相談してほしい。

専門ベンダーを起用するのではなく、事業会社が自力で考え、自力で作り上げる機械学習サービス。そうしたことが、実現できるのだから。

そして、ベンダーに依存するのではなく、自力で考え、構築することこそ、機械学習が開く未来への扉の鍵なのだから。

福岡本社の、まだまだ小さな会社だけど、社会が望むことに真っ直ぐに取り組み、新しい時代を、全ての人のために。


頑張ります。

そして、今後とも、よろしくお願いします。

2017年1月26日木曜日

サタデースクールはじめます

子どもたちがテクノロジーに触れ、テクノロジーと遊べる場所「テックパーク・キッズ」。はじめのうちは、「子どもたちが理解するには、子ども向けのコンテンツじゃないとダメじゃないか。」とか考えていました。

でも、集まってくる子どもたちに触れていると、そうじゃないってわかってきた。

「子どもだから」ではなく、「はじめてテクノロジーに触れる人たち」の入り口を準備し、その先の道を用意してあげること。ぼくたち自身エンジニアなので、テクノロジーの楽しさは熟知している。だから、適切な入り口さえ用意してあげれば、あとはその先がどんなに楽しいかは、いくらでも見せてあげられる。


例えば低学年生には、マインクラフトの仮想空間で作り上げた建造物を3Dプリンターで出力したり、高学年生は専門家が使うようなプログラム言語で、ゲーム作りをしたり。つまり、子供向けの子供のツールではなく、子供の入り口を準備したプロのやり方を、ぼくたち自身の知識と経験で作り上げてきた。

まぁ、とにかく驚くほど緻密な建造物を3Dプリンタで出力する子とか。素晴らしくプログラムセンスの良い子とか。ゆっくりだけど、最後にはすごい個性を見せつける子とか。

ひとりひとりキラキラするような個性の持ち主ばかり。

たぶん、テックパークに集まってきた子どもたちがキラキラしているだけじゃなくて、子どもたちには、ちゃんとした入り口さえ用意してあげて、自分のペースで、自分の個性で、その先の歩き方を教えてあげれば、だれだってまぶしいくらいの個性を発揮できるということなんだ。

そんな誇らしくも素晴らしい場所。子どもを通わせたいけれど、平日の学童保育としては通えない。だから、休日にカリキュラムだけ受けられないか。そんな声が多く寄せられていました。

ぼくたちは、塾を作ったつもりじゃないし、子どもたちをたくさん集めすぎて、一人一人の個性が輝きはじめるのを手伝えなくなってしまうのも嫌なので、ちょっと躊躇していたのも確か。

でも、子どもたちと一緒に作り上げてきたコンテンツを、みんなメキメキと吸収していくのをみて、決めました。

土曜日に、ぼくたちのカリキュラムを受けられる時間。サタデースクールをはじめます。

コンテンツは3つ。

「ゲームをつくろう!プログラミングコース」
「ロボットで学ぶ電子工作コース」
「パソコンでマインクラフトコース」

入り口は誰でもできるものばかり。そして、やり続けるならその先は、どこまでも刺激的なワクワクする世界ばかり。

詳しくは、佐々木のブログをみてください。

コンピューターで思いっきり遊びたい子どもたち、あつまれ。